ICL ①(適応検査)

ICLの適応検査を受けてきたので、備忘録と、今後受けるかもしれない人への参考に少しでもなればと思い記載。

コンタクトを15年位使って、これあと何年位使えるの?角膜内皮細胞減ったら白内障の手術もできないし不安だなと思って、何年か前から気になってたものの、いざ手術を受けようとした時に、

・20代後半だともう少し近視が進行するかも

・目の手術、、なんか怖い。

・将来老眼になった時に強く出るのが心配

と懸念事項が出てきて見送っていた。

でも最近は、直近5年位はどんだけ寝る前にスマホをポチポチしてもコンタクトの度数が変わっていないし、そろそろかな、と思ってたら、大学の留学の時の後輩が最近受けました、という報告をinstaで見てふんぎりがついたところ。

この数年でICLを受けた知り合い(合計7人くらい 自分より2-3歳下が多い)が増えてきて、みんな快適って言ってたのもあって、まずは術前検査からいくか、と思って調べてみた。

(ちなみに、近視の方が老眼になった時楽なんじゃない?という考えは、この前の帰省の時に自分より近視の強い父(60歳)が、「最近は見づらいからメガネを3つ使い分けてる」って聞いて、そしたら近視が残っているのも不便だな、、って思って打ち消された)

 

近場で色々調べたら、instaで報告を見た東京駅日本橋側の某クリニックが一番良さそう。報告してた後輩に紹介制度(手術代が1万円offになるらしい)を聞いて、予約。

結構初診の予約が空いてて、日曜の昼にその週の金曜の午後が予約できた。午前or午後の指定はできるけど、細かい時間の指定はできないみたいで、翌日に16:00〜、と具体的な予約時間のメールが送られてきた。

コンタクトで角膜の形状が変わるから、検査の3日前からは検査はコンタクトの装着はできないらしく、火曜〜メガネ生活へ変更。久しぶりの終日メガネは新鮮だけどフレームが重くて少ししんどい。

金曜の検査は、綺麗なオフィスビルの2階だった。受付の人とか、視能訓練士の人達が終始笑顔で、よく訓練されているんだな...という印象だった。

眼圧測定、前房の区画、屈折度数を機械で測ったあと、実際の裸眼と矯正視力の検査があった。

眼圧は目に風がシュッとかかる検査で、結構気持ち悪いと聞いていたけど意外と大丈夫だった。これならオペも全然いけるかもしれない、と思った。

視力検査では赤と緑を比べて「どっちがはっきり見えますか」という検査があった。赤の方が見えるとまだ視力が矯正できる、という指標になるけど、(昔視力回復トレーニング、みたいなのに連れていかれたせいか)完全矯正だと視力低下が進むんじゃないか、という強迫観念があって、「まだ赤の方が見えます」って言うのが怖かった。ただ、実際の度数は自分で調整できるというのと、まずは完全矯正の視力がわからないとそこから調整できないから正確な指標を出すことが大事、と言われて、安心して検査を受けることができた。結局完全矯正だと、先に機械で測った屈折度数とほぼ同じ(右目だけ-0.25Dでも変わりなし)で、両目2.0の結果が出た。

そこからは実際の屈折度数の調整だった。これは2回目の適応検査にも調整できるとのことだった。近業のために少し近視を残そうと思って、-0.75Dと-0.5Dを試したけど、結局快適に過ごせそうな-0.5Dの方を選ぶことにした。乱視については両目とも-0.5Dで、乱視を感じやすい値値(-1.25D以上)には至っていないから、乱視なしのレンズでいけそうとのことだった。

ランドルト環を見ての視力検査が終わった後は、眼底検査のために散瞳薬を点眼。20分ほどで目が開いて、あたりが眩しくなってきた。他のblogだと眩しくて外歩けなくなる位だからサングラスを持ってくると良いと書いてたけど、室内についてはそれ程ではなかった。ただ薬の影響か手元の文字が二重に見えるのと、辺りがぼやけて見辛く、少し頭痛がした。しっかり散瞳を確認した後に、眼底検査を受けた。少し網膜変性(?)があるけど、近視の人ではよくある所見で、網膜剥離になってたりとかはないとのことだった。

最後に医師との問診。絶対めんどくさい患者と思われるななと思ったけど、自分も医者ですってアピールして、質問をした。聞いたことと回答は以下の通り。

・少し近視を残した(-0.5〜-1D位)方が、将来老眼になった時のために良い?

→老眼はどうせみんな+3〜+4D位進むから、それ位近視を残しても老眼になるのが1年遅くなるか位で、誤差の範囲。ただ少し緩めを希望の場合、完全矯正にすると過矯正になって頭痛やめまいがしたら大変だから、少し落としても良い。元々完全矯正だった人はそのまま完全矯正で合わせる(だいたい半分くらい)

・完全矯正だと近視が進む?

→完全矯正よりは、年齢の影響が強い。30歳位までは進むかもしれない。

・1.2〜1.5位の視力で調整しても上ブレすることが多い?

→人それぞれ(はっきりした回答はなし)

問診の医師はおそらくオペをする医師とは違いそう。最後の質問は(自分が外来している時にもよくあるけど)ぼやかした言い方だな、という印象だった。

ここまで2時間で終了。終わった後4時間位は散瞳してなんとなくぼやける状態が続いて、翌朝にはスッキリ治った状態だった。次の2回目の検査は翌日以降で予約できるとのことで、ひとまず翌々日に予約して、引き続きメガネ生活を続けた。