ICL②(適応検査 2回目)

前の検査の5日後の水曜日に2回目の適応検査だった。元々前の検査の翌々日に申し込んでたけど、仕事の都合で急遽水曜に変更。2回目の検査は時間は枠が空いてたらその場で指定できて、午前・午後みたいな大まかな指定にする必要はなかった。2回目の検査が終わった時点でレンズを注文できるので、早めに注文したい時は2回目の検査も早く済ませた方が良いかもしれない。

 

ICLの適応は治療を有する眼内病変がないか、前房の深さや角膜内皮細胞数が充分あるかで決まる。1回目の検査では角膜内皮細胞数は手術するには充分な量(右目:2971個、左:2906個)だった。昼寝を結構したり、寝る直前までつけていたから心配だったけど、年齢別の基準値と比べても、10数年間コンタクトを使ってた割には減ってなくてよかった。5年位前から酸素透過率の良いレンズ(デイリーズトータルワン)に変えたのが良かったもかもしれない。

alcon-contact.jp

 

周りの知り合いでICLを受けた人は、知ってる限りで6人いて、内訳は

・高校同期→1人(7年前に受けた)

・大学時代の留学の同期・後輩→3人(同い年〜数個下くらい この3年の間に受けた)

・2個下の職場の後輩(研修医になる直前に受けた)

・2個上の職場の先輩(専攻医になってから受けた)

と自分と同い年〜後輩位の人が多い。

手術直後は1.5〜2.0見えて、最終的には1.0〜1.5位に落ち着いた、という人が多かった。

 

適応検査の前にコンタクトの非装用期間(ソフトで3日間)があるのは、コンタクトの装着で角膜の形状が変わるかららしい。たしかにコンタクトをやめてから見え方が変わった(前より矯正視力がでなくなった?)感はある。ほんとに3日間やめる必要があるのかについては微妙で、3時間以上空けたら良いんじゃないか、みたいな文献

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jorthoptic/46/0/46_046F124/_article/-char/ja/

もあったけど、まぁ正確なデータを出すために一応装用中止期間を守ることにした。

www.jstage.jst.go.jp

 

2回目の検査は、前受けたビルの隣のビルだった。

もう名前を出してしまうと、「アイクリニック東京」というところで、料金は事前・後の検査を全部含めて73万円だった(乱視ありだと83万円)。今回は丸の内トラストビルの方。

他に受けるかで迷ったのは品川近視クリニックだった。これは単純に安いから。ただ度数で値段が変わるのと、色々な評判を見て結局今のところに。

注意したいのは、

・医療費控除を受けるためには領収書を毎回もらっておく必要がある(再発行できない)

・年を跨いで支払うと医療費控除額の値段が変わってしまう(10万円を越えた分が控除、の10万円の部分を2回支払わないといけない)ため、2-3万円程損する

という点。

今年外勤をしまくったおかげで、結局医療費控除を概算すると支払わないといけないのは50万円代くらいまで下がった。「できるだけ収入が多い年に」「年を跨がないように」手術を受けて支払うのが良いかもしれない、と思った。

 

2回目の検査は早くて、17時半開始で、18時過ぎには終わってた。前回同様気球の検査と、赤緑試験、矯正視力の測定をした後は、すぐ眼科医の診察があって終わりだった。今回は散瞳薬は使わなかったから検査後の見え辛さはなく快適だった。

度数については視能訓練士、眼科医の診察で質問していって、最終決定した。

視能訓練士の方には、度数を一段階(-0.25D)落とした落とした時に老眼の度合いがどれくらい違うかを聞いた。(→1-2年位メガネを作るのが遅くなるかもしれない、と言われた)。はじめもっと下げようかと思っていたけど、実際の外の風景の見え方も試してもらえて、最終的に完全矯正より-0.25Dだけ下げた度数に決定した。見え方は完全矯正だと両目で1.5〜2.0くらい、-0.25Dだと右1.5、左1.2だった。2回目の視力測定の時はできるだけ力まないでぼんやり見て、わからない時はすぐわからないと答えてたから、それくらい見えてたら充分だと思った。(正直、2.0のランドルト環はこれほんとに開いてる?って感じだった)。メガネの測定だとコントラストが下がって文字も小さくなるから、実際にはもっとはっきり見えることが多い、とのことだった。

眼科医には、①度数の度合いによって近視の進行度合いが変わるのか、②どれくらいの度数に合わせる人が多いのかを尋ねた。①については、完全矯正にするのと少し弱めた方にするのと、どっちの方が軸性近視が進むかについては、色々な報告があって結論は出ていないらしい。最近の報告だと、完全矯正でしっかりピントをあわせた方が進まない、ってデータが出てたけど、理論が不明だから、なんとも言えない、どのみち軸性近視は一部の病的近視を除けば20歳位で進行が止まるから、自分位の年で完全に合わせるかどうかでははあまり変わらず、少なくとも完全矯正〜3段階落とし(-0.75D)のどこにするか位ではほぼほぼ近視の進行には影響しないとのことだった。②については、だいたいの人が完全矯正か1段階落とし(-0.25D)で、2段階落としはそれより少なそう(イメージ1-2割位?)、3段階落とし以上はあまりいない、って感じの言い方だった。

説明を受けて度数を最終決定して、手術日を決定した。執刀医は4人いて、どの執刀医でも予約の取りにくさは変わらないとのことだったから、一番有名な北澤先生にしてもらった。今の予約だとレンズがあれば11月末には手術できるとのことで、仮押さえしてもらい、レンズ代の30万円をカードで支払って終了。残りのお金(42万円)は、今ここで払っても良いし、手術の時に支払っても良いとのことで、一応分割にして手術の時に払うことにした。

今回友人からの紹介という枠で1万円割引になったけど、一応ICLのサイトで感想を書くと同じ様に1万円割引にできるサイトがあるらしい。(→https://icl-minna.net/apply_13_001/) ただ併用はできないみたいだから、今回は友人からの紹介の方で良かった。

現在はレンズの在庫を確認してもらってて、手術日を最終決定する段階。YouTubeで体験談を見て、痛かったりしみるって言う人と、そうでもなかったって人がどっちもいて、ドキドキする。不安と期待とどっちもありつつ、今と見え方は確実に変わりそうと思い、期待の方に気持ちを傾け、手術日を待つ。